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最安値更新・ユーロ円テクニカル徹底分析とターゲット

09:00

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■時間足別テクニカル分析



120721eurjpy-m.jpg
[月足チャート]
*チャートは画像クリックで拡大します

先週のユーロ円は安値を更新してきましたので、まず月足で現在の大きな流れと値位置を確認しておきたいと思います。一番右の2本のグリッド間が今年の値動きになります。


現時点で今月に入ってからの値幅が約600pipsになっており、先月とほぼ並びました。ただし今年2月・5月は1000pipsのボラティリティとなっていますので、まだ値幅としては余地は十分に考えられます。RSIはこの3年ほどずっとダイバージェンスですが、かなり煮詰まってきており、ダイバージェンスが解消されて放たれると勢いがつくかもしれない感じです。


~月足3つのチェックポイント~


【1, サポレジ(サポート・レジスタンス)】

月足では、現在のレートの位置の下に、ラウンドナンバー(95.00、90.00)以外には、2001年10月安値(88.87)くらいしか主要サポートがありません。その他は、下記ボリンジャー・バンドの-2σとウェッジのボトム・ラインになります。


【2, BB(ボリンジャー・バンド)】

現在ミドルバンドは右肩下がりで、ワイドニング(拡大)フェーズにあります。先月・今月はBB-1σ~-2σ間の推移になっていますので、現在94円近辺を推移している-2σあたりはサポート・ターゲットのひとつになるかもしれません。また、リーマン・ショックによる急落以降のダウン・トレンドの過程においては、大きく3回ミドルバンドがレジスタンスになっていることが確認できます。このラインは非常に重要なのですが、この位置は現在は108円近辺でかなり乖離しているので、現時点では-1σがレジスタンスになります。


【3, ウェッジ・フォーメーション】

これはもう世界中のトレーダーの間で非常に有名なものですが、約4年かけて巨大なウェッジ・フォーメーションを形成しています。このフォーメーションのトップ・とボトムは意識されます。現在の値位置はボトムに近づいており、BB-2σとも近接していますので、サポートラインのひとつとして意識されそうです。ただしあくまで月足ベースですから、誤差も数百pipsレベルとなります。



【月足注目レート】

(アップサイド)
・月足BB-1σ(現在100.97)

(ダウンサイド)
・BB-2σ(現在93.99)




120721eurjpy-w.jpg
[週足チャート]
*チャートは画像クリックで拡大します

次に週足です。一番右のグリッド(縦の点線)より右側が今年の値動きです。先週の値動きですが、

・先週の値幅:203pips(前週171pips)
・高値:97.36
・安値:95.33

3週連続陰線となり、ほぼ安値引けの弱いローソク足になっています。



~週足3つのチェックポイント~


【1, サポレジ(サポート・レジスタンス)】

非常に重要なサポートラインであった6/1安値(95.55)を割り込んだまま引けています。すぐ下にはラウンドナンバーである95.00とウェッジ・ボトムが94円台半ばがサポートとしてありますが、RSIは現時点ではまだダイバージェンスの位置にあるものの下値余地が拡大している状況になっています。


【2, BB(ボリンジャー・バンド)】

5~6月と-2σ~+2σまでほぼ横這いとなっていたのですが、-2σ~+2σまで全て右肩下がりに転じ、再びダウントレンド・フェーズ入りしていますので、戻り局面では-1σ・ミドルバンドがレジスタンスとして意識されるポイントになります。


【3, 5週線】

5週線(黄色いライン)は直近のトレンドのサポレジ(サポート&レジスタンス)となることが多く、

・5週線をサポート(支持)にレートが上昇→アップトレンド
・レートが5週線をまたいで上下→レンジ相場
・5週線をレジスタンス(抵抗)にレートが上昇→ダウントレンド

とフェーズを判断することが多いです。今年の相場を見てみると、前半が5週線をサポートに上昇、この5週線を割り込んだところでトレンドが転換、その後は5週線をレジスタンスに下落しています。戻り局面では意識しておきたいラインです。



【週足注目レート】

(アップサイド)
・5週線(現在98.46)
・週足BB-1σ(現在98.40)

(ダウンサイド)
・95.00
・週足BB-2σ(現在93.76)




120721eurjpy-d.jpg
[日足チャート]

次は日足です。先週は96円前半~97円前半の幅の狭いレンジでの揉み合いとなっていましたが、金曜に下放れました。火曜(7/16)安値と木曜(7/19)安値が面あわせとなっており(96.12)、このラインを割れたことでストップを巻き込んで下落が加速しており、ほぼ安値引けとなっています。RSIは右下がりのままでダイバージェンスにもなっておらず、下値余地が拡大しています。



~日足3つのチェックポイント~


【1, 6/1安値更新】

6/1安値を更新しました。この意味合いは非常に大きく、ダウ理論定義的にダウントレンド継続が確定しました。6月の戻りは、「ダウントレンド中の調整」の定義となります。4/1高値起点の右肩下がりのラインも補助線からダウントレンドラインに変わりました。このラインは今後戻りの重要なベンチマークとなります。


【2, ダブル・トップ】

6/21高値と6/29高値でダブルトップになっています(黄色い丸)。このダブルトップに対するターゲットはネックライン(6/28、98.31)~高値の倍返し(95.02)あたりとなります。またこのネックラインは、戻り局面ではレジスタンスとしても意識されやすくなります。


【3, BB(ボリンジャー・バンド)】

-2σ~+2σまで全て右肩下がりとなっており典型的なダウン・トレンドになっています。このようなフェーズにおいては-1σ・ミドルバンド(=20日線)が戻り目処とされやすく、先週は3回-1σがレジスタンスとしてワークしています。先週の仕掛けポイントはこの-1σラインでの戻り売りでしたね。4月中旬~5月のチャート・アクションも同様ですね。目先の戻り売りポイントになりやすいラインです。



【日足注目レート】

(アップサイド)
・日足BB-1σ(現在96.70)
・5日線(現在96.52)
・7/16&19安値(96.12)

(ダウンサイド)
・日足BB-2σ(現在95.16)
・95.00




120721eurjpy-h4.jpg
[4時間足チャート]

最後に直近の流れを4時間足で見てみます。右2本のグリッド間が先週の値動きになります。


~4時間足3つのチェックポイント~


【1, サポレジ(サポート・レジスタンス)】

3週連続して高値・安値が切り下がっています。目先のロングはちょっと避けたいところで、入れるとしても前週高値超えを一旦見てからとなりそうです。基本は戻り売りですね。4時間足ではダウントレンドライン・20SMA・先週高値・下記ボトム・ラインあたりが目先の戻り売りターゲットとして意識されそうです。


【2, ダブルボトム割れ】

先週に安値(7/16&7/19、96.12)のダブルボトムを割り込みました。このようなダブルボトムは、割れたところにストップがかなりありますので、割れると下落が加速することが多いです。割れたところに逆指値を置いておくのがスタンダードですね。このボトム・ライン(96.12)は、目先の戻り売りポイントのひとつになります。


【3, RSI】

前週に続いていたダイバージェンスが解消され、売りの勢いが加速しています。さすがに現在の位置は20を割っていますので、この位置からの深追いは避け、戻りを待ちたいところにあります。週明けにヒドゥンダイバージェンスを確認したいですね。



【4時間足注目レート】

(アップサイド)
・先週高値(7/17、97.36)
・7/16&19安値(96.12)

(ダウンサイド)
・95.00










■ファンダメンタルズ・テクニカル分析(総合)・週明けのシナリオ予測


先週のユーロ円は、96円前半~97円前半の幅の狭いレンジ内推移を続けていましたが、上値は重く徐々に切り下がり、週末NYタイムにレンジをダウンサイドへブレイクし、そのままほぼ安値引けとなって、今年最安値更新・ほぼ11年ぶりの安値を刻んでいます。


ユーロ円は「ドル円」×「ユーロドル」となりますが、

・ドル円:弱い米経済指標が続き米緩和観測が高まっているのに対して日銀は見送り姿勢で円買い寄り
・ユーロドル:世界的な経済後退懸念・欧州懸念・中国経済失速等のリスクオフ要因燻り、先週も今年安値更新

と双方下向きの流れであることから、ベア・プレッシャーとなりやすい地合いになっています。またマーケット全体の中でも円は安全通貨としての位置付けですので、対ユーロでは円買いとなりやすいです。


目先基本スタンスは戻り売りですが、ドル円が78.50ライン割れとなったことで介入警戒感も出てきており、覆面介入も噂されていることには十分注意が必要と言えます。




■週明けのターゲット(注目)・レート


(アップサイド)
・先週高値(7/17、97.36)
・日足BB-1σ(現在96.70)
・7/16&19安値(96.12)

(ダウンサイド)
・日足BB-2σ(現在95.16)
・95.00
・週足BB-2σ(現在93.76)




■週明けの仕掛けポイント


・日足BB-1σ近辺での戻り売り




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