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ユーロ円・テクニカル徹底分析とターゲット

11:00

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■時間足別テクニカル分析



120811eurjpy-w.jpg
[週足チャート]
*チャートは画像クリックで拡大します

まず週足で現在の大きな流れと値位置を確認しておきたいと思います。中央付近のグリッド(縦の点線)より右側が今年の値動きです。



【先週の高値・安値・値幅】

・高値:97.80
・安値:95.70
・先週の値幅:210pips(前週247pips)

今年のユーロ円の1週間の平均値幅は約290pipsですので、2週続けて縮小傾向であることが分かります。



【週足チェックポイント】


[1, トレンド・フェーズ]

3週前に下値でダイバージェンスが出ています。週足でのダイバージェンスは、それなりの精度があります。しかしながら依然として高値・安値は切り下げ続けており(ダウ理論の定義)、BBミドルバンド(20SMA)が右下がりですので、週足レベルでの大きなダウントレンド・フェーズは継続です。


[2, ローソク足]

前週の足より高値寄りながら、前週の足の真ん中付近まで戻された陰線になっており、かぶせ線です。このパターンは高値圏で出ると反転シグナルのひとつになるのですが、現在は底値圏ですので、一応参考までに。この場合、かぶせ線の高値が高値方向の目先のベンチマークになります。


[3, ウェッジ・フォーメーション]

これは数週前の記事にもアップしましたが、右下がりの2本のラインは、縮小すると4年ほどかけて形成されている巨大なウェッジ・フォーメーションになっており、世界中のトレーダーが注目しているラインです。特にボトム・ラインは過去4年で6回ほど跳ね返っており、今年は既に3回跳ねています。このライン近辺をトライする動きになったときは要注目です。



【週足注目レート】

(アップサイド)
・今年高値(3月、111.11)からの下落幅に対する23.6%戻し(98.18)
・先週高値(8/7、97.80)

(ダウンサイド)
・先週安値(8/10、95.70)
・7/24安値(94.10)




120811eurjpy-d.jpg
[日足チャート]

次は日足です。BBは横這い、RSIは真ん中近辺の推移になっていますので、大局的にはレンジ・フェーズになっています。



【日足チェックポイント】


[1, トライアングル&メジャー・ダウントレンドライン]

先週はメジャー・ダウントレンドラインのブレイクアウトをトライしましたが、揉み合いの後、ブレイクできずに結局下落に転じています。一方、前週安値近辺からのインナー・アップトレンドラインに先週金曜安値は綺麗にサポートされています。依然この2本によるトライアングルは継続と見ていいと思いますので、ブレイクを注目ですね。


[2, サポレジ(サポート&レジスタンス)]

先週は結局週初月・火のダブルトップ(毛抜き天井)が高値となり、下落した形になっています。

・メジャー・ダウントレンドライン(4月高値起点)
・3/21高値からの下落幅に対する23.6%戻し(98.18)
・日足BB+2σ
・6/28安値ライン(98.31)

といった、98円前後のかなり重厚なレジスタンス・ゾーンを抜けることはできませんでした。目先のサポレジは分かりやすく、サポートは前週安値(8/2、94.91)、レジスタンスは先週高値(8/7、97.80)になります。これをどちらへ抜けてくるかが注目ポイントになります。


[3, BB(ボリンジャー・バンド)]

現在-2σ~+2σまでほぼ横這い平行推移・レンジになっています。先週金曜にミドルバンドを下抜ける動きを一時見せましたので、目先のレンジは-1σ~+1σ間、もしくはもう少しレンジを広げて-2σ~+2σ間の動きとなりやすくなっています。



【日足注目レート】

(アップサイド)
・日足BB+2σ(現在97.90)
・先週高値(8/7、97.80)

(ダウンサイド)
・8/2安値(94.91)
・日足BB-2σ(現在94.50)
・7/24安値(94.10)




120811eurjpy-h4.jpg
[4時間足チャート]


最後に直近の流れを4時間足で見てみます。右2本のグリッド間が先週の値動きになります。



【4時間足チェックポイント】


[1, ダブル・トップ]

先週月・火高値でダブル・トップになっています(黄色い楕円の部分)。「RSIがかなり高い位置+ダイバージェンス」のダブルトップなので、これは意識されやすいですね。目先の高値ベンチマークになりそうです。


[2, ダブル・チャネル]

先週は大きな右肩上がりのチャネル内で、小さな右肩下がりのインナー・チャネルを形成しました。

チェックマークチャネルとは、トレンドラインに対してパラレルライン(平行線)を引いてゾーニングをすることで、ホールディング・ポジションのターゲッティングや、ブレイクアウトのエントリーの目安に使います。

金曜安値はほぼこの2つのボトムに重なっていますので、一旦サポートされやすい(短期ショート筋が利益確定の買戻しを入れやすい)ラインです。


[3, フィボナッチ・リトレースメント]

先週のチャート・アクションを細かく見ると、7/24安値からの上昇幅に対する38.2%戻しライン(左上のピンクの丸の部分)で一旦70pipsほど上に跳ねています。このラインを再度下回ってきていますので、ネクスト・フィボナッチ・ターゲットは61.8%ラインが意識されやすくなっています(右下のピンクの丸の部分)。この位置はチャネル・ボトムよりも少し下にあります。RSIを見てもかなり低い位置にあることから、このチャネル・ボトムのダウンサイド方向へのブレイクアウトはちょっと注意した方がいいかもしれません。



【4時間足注目レート】

(アップサイド)
・先週高値(8/7、97.80)
・4時間足BBミドルバンド(現在96.82)

(ダウンサイド)
・7/24安値からの上昇幅に対する61.8%戻し(95.51)
・8/2安値(94.91)
・7/24安値(94.10)










■ファンダメンタルズ・テクニカル分析(総合)・週明けのシナリオ予測


前週に買い戻しのショートカバーを見せたユーロ円でしたが、先週は材料不足の中、バケーション・シーズン入りのポジション解消・利益確定フローが中心となり、アップ・ダウンを繰り返しながらのジリ下げとなりました。


最新のCTFC(米商品先物取引委員会)が発表したIMM通貨先物では、まだ圧倒的なユーロショートにポジションが傾いているものの、3週続けてユーロロングが増加・ユーロショートが減少に転じており、利益確定のユーロ買い戻しの動きも見て取れます。

7/24week:
Long:39,501
Short:194,567
Net:-155,066

7/31week
Long:41,327
Short:180,321
Net:-138,994

8/7week
Long:46,742
Short:178,453
Net:-131,711

前週のビッグイベント3連発(米FOMC、ECB理事会・米雇用統計)以降、新たな展開待ちの様相となっており、動きにくい印象。


来週は日本・海外共にバケーション入りで市場参加者の減少が予想され、方向感が出にくい状況が継続しそうですが、そのような薄いマーケットにおいては、ちょっとした材料で大きくレートが振幅したり、一方向へ進んでしまうこともあるので、注意しておきたいですね。




■週明けのターゲット(注目)・レート


(アップサイド)
・日足BB+2σ(現在97.90)
・先週高値(8/7、97.80)

(ダウンサイド)
・8/2安値(94.91)
・日足BB-2σ(現在94.50)
・7/24安値(94.10)




■週明けの仕掛けポイント


・トライアングル・ブレイクアウトおよびリテスティング・エントリー
・7/24安値からの上昇幅に対する61.8%戻し近辺での押し目買い




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