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ポンド円テクニカル分析と短期・中期シナリオ予想

17:30

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昨日の豪ドル円テクニカル中期シナリオ予測に続き、今日はポンド円をピックアップしてみます。こちらもここで取り上げるのは久しぶりになります。


現在東京でIMF(国際通貨基金)世界銀行年次総会が開催されていますが、世界的に成長見通しが引き下げられており、イギリスも

「2012・2013年成長率見通しを下方修正、中銀の一層の刺激策が必要」

とされています。この他にもスペイン・ギリシャ情勢をはじめとするユーロ圏信用不安や中国成長鈍化懸念等、マーケットはリスクオフになりやすい状況となっており、「ユーロも買えない・ドルも買えない」中で選好されてきたポンドも下落圧力を受けやすくなっています。


上値がここまで重いドル円が他のクロス円と連れ安になった場合、ポンド円も連れ安となりやすいことには注意が必要です。




では、ポンド円のチャート分析をしてみたいと思います。


121010gbpjpy-m.jpg
[GBPJPY-Monthly]
*画像クリックでチャートが拡大します


まずはざっくりとした流れを月足で。大まかに、

・2000-2007年7月:緩やかな上昇
・2007年7月-2009年1月:急落
・2009年1月-現在:レンジ(緩やかな下落)

という感じに分類できると思います。


上昇期はいわゆるスワップ全盛期で、多少下がってもそのまま持っていればいつかは含み益に転じた「いい時期」です。急落期は、リーマンショックの時期ですね。僅か1年半で先進大国の通貨価値が半分になった時期です。ポンド円は251円→119円割れまで、132円(13200pips)下落しました。そして、その後は徐々に落ち着いて現在に至ります。


よく「前はポンド円で大きく勝てましたが、最近は取れなくなりました」という方とセミナーでお会いするのですが、当然ボラティリティが250円の時と現在の125円では半分ですから、しっかりテクニカルに基づいたトレードを行わなければ勝ちにくくなっている訳ですね。RSIも真ん中近辺ですから、当分この「きっちりとしたテクニカルに基づいたトレードと資金管理を行わなければ取りにくい状況」は続きそうです。




121010gbpjpy-w.jpg
[GBPJPY-Weekly]


次に週足ですが、現在の値位置は75週線のほぼ真上ですね。過去10年ほどのチャートを見ても、75週線近辺では揉み合いや転換といったチャートアクションがかなりの確率で起こります。現在はまさにその位置ですね。


細かく見るとボリンとかいろいろあるのですが、ここでは大きなトライアングルに注目してみたいと思います。上下2本のオレンジのラインで収束パターンが取れると思います(トライアングルの場合は、どのポイントを結ぶかで結構判断が分かれます)。現在のこの上下2本はそれぞれ120円・130円半ばにあり、現レートはそのちょうど真ん中にあります。まだ幅は大きいですが、この2本幅で中期的に徐々に収束していくシナリオが想定されます。現時点のRSIはちょうど真ん中です。




121010gbpjpy-d.jpg
[GBPJPY-Daily]


次にちょっと縮小した日足です。


週足の大きなトライアングルの中に、日足でもうひとつ小さいトライアングルが形成されているのが分かりますね。これをブレイクすると、外側のトライアングルを目指す展開が想定されます。


黄色い丸は、9/19高値(128.81)ですが、ここはほぼ

「今年高値(3/21、133.46)~今年安値(6/1、118.75)の下落幅に対する
フィボナッチ61.8%戻し」

と見ることができますね。ということは、当面日足レベルのフィボナッチ・ポイントは、それなりに意識されてワークしやすくなっていると考えられます。


また、75日線(青いライン)と200日線(赤いライン)が現在近接して推移しています。過去10年のデータを見てみると、このような局面では比較的レンジとなりやすい結果となっています。これは意識しておいてもいいですね。「過度な突込みは・・・」ということがいえるかと思います。




121010gbpjpy-d2.jpg
[GBPJPY-Daily]


もうひとつ日足です。ここでは

・トライアングル・トップ:現在128.50近辺
・トライアングル・ボトム:現在123.50近辺

ということでまだ5円幅があり、現レートは125.50近辺でまだ上下幅がありますので、直近のポイントを見ておきたいと思います。


[1, 9/19高値]

先のチャートから、ピンクの丸の部分は今年高値~安値のフィボナッチ61.8%戻しラインでありますが、4時間足ではここで綺麗なダイバージェンスです。またこの時点でのRSIの位置は、今年2番目に高い位置です。ここは絶好の「ロング筋の利益確定ポイント」「戻り売りのショートのエントリーポイント」になっています。


[2, フィボナッチ・リトレースメント]

まずは現レートの位置を。6/1~9/19までの上昇幅に対するちょうどフィボナッチ38.2%戻しラインです。RSIもヒドゥンダイバージェンスになっていますので、一旦サポートが期待できるラインです。上の日足チャートでフィボナッチがワークしていることが確認できていますので、ここも意識されやすいポイントです。


[3, BB(ボリンジャー・バンド)]

BBミドルに注目したいですね。ざっくりですが、6月以降4ヶ月以上に渡って

「サポート→ブレイク→レジスタンス→ブレイク→サポート」

のサイクルを繰り返しています。といことは、今週の月曜日にミドルバンドを割っていますので、次にこのラインまで戻した際には戻り売りが出ることが想定されます。現在126.30-40あたりですね。ということは、RSIの位置もヒドゥンダイバージェンスになっているので、このあたりまでの戻りがあってもおかしくなさそうです。


[4, 5日線]

そこまで戻さずにトレンド入りする場合は、現在125.90-126.00あたりを推移する5日線(黄色いライン)の位置も要チェックです。トレンドに入った場合は、5日線が短期的なサポレジとなることが多いです。


[5, チャネル]

あとは青い破線で入れたチャネルです。このまま下落に転じた場合、チャネルボトムもターゲットになりやすいです。


[6, エリオット・ウェーブによる下落ターゲッティング]

まだ現時点では判断できませんが、ピンクの丸の部分で下落に転じ、その後黄緑色の丸の部分はほぼ第1波動の61.8%戻し&ハンマー足になっています。ここも絶好の戻り売りポイントですね。現在の下落を波動と捉えれば、黄緑の丸からの下落が第3波となります。この波動の長さを第1波と比べて

・61.8%:125.63(到達済み)
・100.0%:124.30
・138.2%:122.97
・161.8%:122.15

という波動ターゲットを設定することができます。138.2%ポイント以上はトライアングルをブレイクすることになりますが、100.0%地点はまだトライアングルの中なので、十分目指すことも考えられます。




[直近のシナリオ]


目先ポンド円はテクニカル観点からレンジとなりやすくなっており、突っ込んだエントリーは避けておきたいところです。IMF・世銀総会も開催されており、細かなヘッドラインに敏感に反応しやすくなっていますので、安易なエントリーは持っていかれそうです。

・日足BBミドルバンドまでの戻りからトライアングルボトムorエリオット・ターゲットまでのショート
・短い足でそこまでの戻り狙い、その場合のターゲットは9/19高値からの下落幅に対する23.6%戻し(125.84)と38.2%戻し(126.40)

あたりのシナリオが考えられますが、短期反転をしやすいので、いずれにせよ短い足での

・RSIの位置やダイバージェンス・ヒドゥンダイバージェンス
・フィボナッチポイントではトレールや部分利益確定等の安全策
・ダウ理論的な反転ポイント

等を意識した細かいトレーディングが要求される、比較的難易度の高い局面と言えるかもしれませんね。



おそらく、下記のテキストのルールでかなりいいトレードができる局面かと思います。様々な本格テクニカルを数々ルールに盛り込んでいますので、既に非常に多くの方がお持ちですが、しっかりルールに合致する局面を待ち、チャンスに乗っていただきたいと思います。




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