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ユーロ円重要局面・短中期シナリオとエントリーライン・テクニカル徹底分析・週明け重要ポイント

11:30

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■時間足別テクニカル分析



121027eurjpy-w.jpg
[EURJPY-Weekly]

まず週足チャートで大きなレートの位置を確認しておきたいと思います。右2本のグリッド(黒い縦点線)間が、今年のレート推移です。



【週足チェックポイント】


[1, 先週の高値・安値・値幅]

・高値:104.57
・安値:102.66
・先週の値幅:191pips(前週310pips、前週比61.6%)


今年の週間値幅です。

pricerange_weekly_eurjpy_20121027.png



前週の値幅の約60%の値動き、揉み合いとなっています。週足では、依然高値・安値を切り上げている状態が続いていますので上昇堅持ですが、前の週の終値を割り込む動きとなったときは、目先ロング戦略切り替え要因となります。あくまでも確率論ですが、NY引け値が先週安値と比較的近いところにあり、ローソク足の足型を見る限り、10/29~の週に今週安値を割り込む確率は高いと予想されます。


[2, ローソク足]

先週のローソク足の足型は、前週高値更新後に始値を割り込む上ヒゲ陰線となりました。足型単体では弱い線となるのですが、RSIがまだ高値圏でもなく、安値も前週のローソク足の中心線までは割り込んでいませんので、現時点ではニュートラルに見ておきたいと思います。


[3, BB(ボリンジャー・バンド)]

2週続けて+2σラインで頭をおさえられましたので、目先ちょっと上値が重そうです。ただし現時点ではミドルバンドは緩やかながら右肩上がり、+1σラインを割り込んでいません。まず+1σラインがサポートとしてワークするかどうかがポイントで、それを下抜けたらミドルバンドまで下値余地が拡大します。


[4, 75週線]

長期的には、75週線(青いライン)は重要な役割を果たします。過去10年のチャートを見てもその傾向は明らかで、75週線近辺では反発・転換・揉み合いといったチャート・アクションがかなり高い確率で起こっています。今年3~4月もそうですね。先週高値はぴったりこのラインとなっています。


[5, ウェッジ・フォーメーション]

現在ユーロ円は世界中のトレーダーにあまりに有名な巨大なウェッジ・フォーメーションを形成していますが、直近では今年7月安値からも小型のウェッジ・フォーメーションを形成しているようにも見えます(オレンジのライン)。「ウェッジ・ブレイクは急騰・急落」として広く知られているだけに、これは警戒しておいた方がいいかもしれません。



【週足注目レート】

(アップサイド)
・75週線(現在104.67)
・先週高値(10/23、104.57)
・週足BB+2σ(現在104.37)

(ダウンサイド)
・先週安値(10/26、102.66)
・週足BB+1σ(現在101.98)
・週足BBミドルバンド(現在99.58)




121027eurjpy-d.jpg
[EURJPY-Daily]

次は日足チャートです。右2本のグリッド間が10月の値動きです。



【日足チェックポイント】


[1, アップトレンドの定義(ダウ理論)]

ダウ理論におけるアップトレンドの定義は、「スイングトップ・ボトム共に切り上げ状態が続くこと」です。7/24安値以降3ヶ月に渡り、一貫して安値は切り上げていますので、依然アップトレンド堅持と見ることができます。これが切り替わるのは、ひとつ前のスイングボトム(10/11安値、100.12)を割り込んだときとなりますので、ここは今後非常に重要なラインとなります(ピンクの丸)。逆に言うと、そこを割り込むまでは、アップトレンドは続きます。


[2, BB(ボリンジャー・バンド)]

金曜NY引け値で+1σラインを割り込んでいます。まだ微妙にミドルバンドは右肩上がりですので、このライン近辺では一旦サポートがワークしそうです。


[3, フィボナッチ・リトレースメント]

戻りポイントのターゲッティングに有効とされるフィボナッチ・リトレースメントですが、今回の上昇局面では今年高値(3/21、111.41)からの下落幅に対する61.8%戻し(104.80)には届きませんでした。再度上昇トライとなった場合は、つけにいく動きをみせるシナリオも想定されます。


[4, 200日線]

200日線(赤いライン)は、長期のトレンド軸を見る非常に重要なラインです。チャートは長い時間をかけて、

・200日線から放たれる(新たなフェーズ入り)
・200日線へ戻る(収束フェーズ)
・200日線近辺(揉み合い)

のタイムサイクルを繰り返します。過去10年、20年のチャートを見ても、そのタイムサイクルは明らかです。現在、レートは200日線をはさんで上下する揉み合いフェーズとなっています。現時点では200日線からまだ上放たれたとはいえませんので、サポートワークを確認する必要があります。


[5, RSI]

先週高値は、9/17高値と比較してダイバージェンスになっています。現時点で既に50近くにまで下げており、「ヒドゥンダイバージェンス+上向き転換」となったときは押し目買いが意識されそうです。


[6, アップトレンドライン]

7/24安値起点のアップトレンドラインは非常に重要です。週足のところで指摘したウェッジ・フォーメーションのボトムラインにもなっており、このライン近辺ではサポートが期待されますが、割り込んだときには要注意となります。



【日足注目レート】

(アップサイド)
・3/21高値からの下落幅に対する61.8%戻し(104.80)
・先週高値(10/23、104.57)
・5日線(現在103.66)

(ダウンサイド)
・日足BBミドルバンド(現在102.32)
・200日線(現在101.96)
・日足BB-1σ(現在101.12)




121027eurjpy-h4.jpg
[EURJPY-H4]


最後に直近の流れを4時間足チャートで見てみます。右2本のグリッド間が、先週のレート推移です。


先週の一番のエントリーポイントは、赤い矢印のところでのショートエントリーとなります。「ダイバージェンス+ひとつ前のスイングボトム割れ」ですので、戻りは「高値の少し上にストップを置いて売り」がセオリーとなります。


このショートポジションの利益確定は、ピンクの丸のところになります。

・23日高値からのフラッグボトム&ABCターゲット
・10/5高値(102.77)
・RSIがヒドゥンダイバージェンス
・BB-2σライン
・10/11安値からの上昇幅に対する38.2%戻しライン
・75SMA(青いライン)
・週末NYクローズ

とこれだけ揃っていますので、迷わず決済となります。実際このラインで2本下方向にヒゲが出ていると思います。


この強力な102円台後半のサポートゾーンを割り込んだ場合ですが、

・10/11安値からの上昇幅に対する61.8%戻しライン
・10/23高値起点の波動161.8%地点(3波)
・200SMA(赤いライン)

が101.80-90近辺で重なっています(黄色い丸の部分)。ここが次のサポートゾーンとなりそうです。


現時点では日足を見る限りでは、H&S(ヘッド・アンド・ショルダー)は意識しておくレベルとしておきたいと思いますが、BBミドルが週明けも右肩下がり継続であれば、まずはヒドゥンダイバージェンスを見ながら戻り売りが有効となりそうです。









■ファンダメンタルズ・テクニカル分析(総合)・週明けのシナリオ予測


直近上昇を続けていたユーロ円ですが、先週は概ね調整揉み合いの展開になっています。

・テクニカル的に短期上昇過熱感
・10/29~週以降、ビッグイベントを控える

といった面からも、直近の上昇局面で形成されたロングポジションの利益確定売りが出やすい状況でもあったかと思います。


ここしばらくのユーロ円の上昇は、

・スペイン支援要請への期待高まる
・30日の日銀金融政策決定会合における追加緩和観測
・新たなユーロ懸念材料出ず

といったファンダメンタルズ環境をバックにリスクオンベースで進みました。


しかしながら、先週のマーケットのムードは

・30日の日銀金融政策決定会合における追加緩和はほぼ織り込み済み
・スペイン支援も織り込み済み、焦点は「タイミングと方法・内容」に移行しているものの、先行き不透明、ギリシャ懸念も燻る
・米企業決算懸念
・米大統領選後の焦点に 財政の崖

へ移行しています。


週明けからは

・日銀金融政策決定会合(30日)
・米雇用統計(2日)
・米大統領選(6日)

とビッグイベントが続きます。特に30日の日銀金融政策決定会合は要注意です。追加緩和期待で円売りが進んできましたが、ほぼ内容がヘッドラインで出切っており、マーケットにも織り込まれています。「Buy the rumor, sell the fact(噂で買って事実で売り)」といった動きも十分に想定されます。




■短期・中期シナリオ(テクニカル)


・日足BBミドルバンド(=20日線)(現在102.32)
・200日線(現在102.06)
・アップトレンドライン(現在101.20-30)
・10/11安値(100.12)

といったサポートが断続的に並んでおり、まずは7月安値以降約4ヶ月続いているアップトレンド継続如何がポイントとなります。まず週末引けの102円台後半が維持されるかどうか。割れたら、次のサポートである101円台後半を目指し、そのゾーンをキープできるかどうか、がポイントに。まだロング筋が残っていますので、上げたところでは利食いの売りが出やすくなっていることには注意を。




20121027_cb_eurjpy_d.png


10月にはいってからのユーロと円のマーケット全体の中でのポジショニング(日足)を見てみたいと思います。ユーロは先週火曜(23日)にピークアウトしており、17日時点とカレンシーバランスがレートとダイバージェンスになっています。一方円は、23日をボトムに逆三尊型となっており、ここは調整局面となります。目先はこの2通貨の距離が再び放たれるようであればトレンド継続方向、クロスして近接するようであれば揉み合いレンジの判断となります。




■週明けのエントリーポイント


・5日線~4時間足BBミドルバンド・+1σライン(戻り売り)
・日足BBミドルバンド・200日線近辺(押し目買い)




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