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ユーロ円テクニカル徹底分析とここからのシナリオ

12:45

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■時間足別テクニカル分析



時間足は、長い時間足から短い時間足へ、順に見ていくのがセオリーです。長期トレンドは月足メインで、中期トレンドは週足。

・ストップを広めに取った中長期ポジションの構築
・中長期の重要なテクニカルポイントから、サポート・レジスタンスやターゲットの設定

を行います。


デイトレードや短めのスイングでは、

・日足で方向性や短期トレンドを見る
・日足・4時間足でのテクニカルサインでポジショニングとクロージング

となります。



121222eurjpy-m.jpg
[EURJPY-Monthly]


[月足注目ポイント]

・ひとつ前のスイングトップを抜けていること(ダウ理論的に下降トレンド終了定義)
・4年間で3回頭をおさえられていたBBミドルバンドを抜けたこと(黄色い丸)
・五陽連(底値圏で5本続けて陽線が続くことで、反転上昇のサイン)となりそうなこと
・2008年7月以降4年以上に渡って形成されたウェッジ・フォーメーションを上方ブレイクしたこと

から、中長期的なトレンド転換の可能性が高まっています。少なくともダウ理論での長期下落トレンドは終了しています。

*五陽連の反対は五陰連で、高値圏で5本続けて陰線が続くことで、反転下落のサイン


[ここから]

・史上最高値(2008年7月、169.95)からの下落幅に対する23.6%戻しライン
・BB+1σライン

といった目先のターゲットに到達しており、RSIはヒドゥンダイバージェンスです。一旦上昇はターゲット到達間があります。ここ4年で3回上値をとめられたBBミドルバンドは当然この先サポートラインになってきますが、まだ5円以上乖離しています。ここはテクニカル的には一旦調整が入りやすくなっています。セオリーとしては高値追いではなく、押し目買いロングとなります。




121222eurjpy-w.jpg
[EURJPY-Weekly]


[週足注目ポイント]

・昨年高値からの下落幅に対する61.8%戻しラインで十字線(黄色い丸)
・RSIが買われ過ぎ
・BBミドルバンドとの乖離が8%以上
・BB+1σラインとも4.5円以上乖離

となっており、ここは目先調整が入りやすそう。


[ここから]

短期的過熱感は否めず、ロング構築は押し目を待ちたい局面。第1目処としては5週線(黄色いライン)とBB+1σライン。第2目処はかなり下ですが5週前にサポートワークしたBBミドルバンドと75週線(青いライン)。一旦調整後に高値更新となった場合、ダイバージェンスがはっきり示現すれば、しばらく揉み合いが続く可能性があります。




121222eurjpy-d.jpg
[EURJPY-Daily]


[日足注目ポイント]

小さなチャネルトップで頭打ちですが、まだダイバージェンスが出ていません。調整後に再度高値更新のシナリオは残しておきたいところ。ただし高値更新しても、短期的にその幅が大きくなるかは微妙で、いっても112mid-112highあたりが有力。


[ここから]

レートの下がり幅に比べて、RSIの下落スピードの方が明らかに早いです。12月10日のRSIの値(57)を下回ってくるとヒドゥンダイバージェンスとなりますので、押し目買いが出やすくなります。これを判断基準のひとつにすると精度がたかまりますが、もちろんポジショニングは反転確認後になります。

・BBミドルバンド
・7月安値からの上昇幅に対する23.6%戻しライン

は、重要なテクニカルサポート基準となります。




121222eurjpy-h4.jpg
[EURJPY-H4]


[4時間足注目ポイント]

75SMA(青いライン)・200SMA(赤いライン)が共に右肩上がりで、トレンドラインもキープしています。ここは基本アップトレンドです。ただし、直近10日ほどタッチしていなかったBBミドルバンドを割り込んできていますので、利益確定もで安くなっています。BBが横向きに転じ、幅がスクイーズしてきそうです。


[ここから]

・BBミドルバンドが一旦下向きになり、再度上昇してきてからの押し目買い
・75SMA・200SMA・トレンドライン・フィボナッチポイントといったサポートラインでの反発確認
・RSIが30以下に下がってヒドゥンダイバージェンス

あたりを見てからのポジショニングの方が、精度が高そうです。








■ファンダメンタルズ


先週のユーロ円は、高値揉み合い。

・FRB(米連邦準備理事会)がFOMC(連邦公開市場委員会)で強力な緩和策打ち出し(ドル売りのリスク選好)
・ユーロ圏に関する新規ネガティブ材料がなく、楽観論広まる

でユーロは買われやすい地合い。


円に関しては、

・自民党政権確定、アベノミクス推進・日銀法改正・かつてない金融緩和・物価目標設定
・米債利回り上昇により、対円でのドル投資妙味が高まり、ドル円が上昇しやすい
・ヘッジファンド等投機筋が強力な円売り推進、生保などのリアルマネーが入ればさらに弾みも
・弱い日銀短観も追加金融緩和期待に拍車

と、大きな流れでの円軟調地合いは継続しそう。


ただし目先のリスクとして、

・足元の相場は期待先行、円ショートがかなり積み上がっていること
・安倍新政権の政策実行力を見極めたいというムードが出てきたこと

に加え、財政の崖問題。27日に米下院で協議再開、28日までに決着というのが市場のコンセンサスですが、これが仮に年内決着とならなかった場合、年明けにリスクオフの流れになる可能性があります。その場合、年明けにドル円・ユーロドルともに大幅な下落が想定されますので、ユーロ円の調整はかなり幅が出るものと考えられます。


年内はこの財政の崖問題に対する警戒をしておく必要があります。ただし、市場コンセンサス通りに決着を見れば、年明けはリスクオンとなりやすい地合いとなります。




■CTFC(米商品先物取引委員会)IMM通貨先物動向


海外主要ヘッジファンドの新年度入りに伴う12月のポジショニングの方向性が非常に注目されている最新のCTFC(米商品先物取引委員会)・IMM通貨先物動向ですが、


CTFC_IMM_jpy_eur_20121218.png

・円:ショート横ばい、ロング70.7%増加
・ユーロ:ショート4.8%減少、ロング34.8%増加


となっています。


円に関しては、大きな流れは圧倒的に円ショートですが、

・円ショートが約5年ぶりの高水準となっており、ちょっと偏り過ぎであること
・ポジションを見て、このあたりが短期的な節目と見た短期筋が円ロング構築

といった兆候が見られるという見方、ユーロに関しては

・ロング増加・ショート減少、ほぼネットショートがゼロに
・今年7月に比べ、ネットショートの割合はなんと1/16に減少

と、投機筋はユーロロングの読みであることが分かります。




■プライスレンジ


ユーロ円の今年の週間値幅です。


pricerange_weekly_eurjpy_20121222.png


pricerange_weekly_eurjpy_20121222グラフ



・先週の高値:109.91
・先週の安値:112.47
・先週の値幅:256pips(前週400pips、前週比64.0%)


今年も51週まで到達、残り1週。前週は今年4番目のハイボラティリティでしたが、先週はほぼ平均値にまで収束。週間で350pips以上動いた翌週は動きが60-70%程度に収まる傾向というデータを先週公開しておりましたので、

・先週底値(109.91)からの上昇幅が「前週の値幅の60-70%である240-280pipsの範囲内」で止まる可能性が高い
・先週の高値予測は112.30-70に収まる可能性が高い

ということになりますね。これは、ロングポジションの利益確定の大きな目安となります。




■カレンシーバランス


20121222_cb_eurjpy_d.png
[EUR/JPY-Daily]


相場全体の中でのカレンシーバランス(通貨ポジショニング)は、ユーロがmiddle buy・円weak(弱い)の流れは変わらずですが、さすがに円ショートは偏り過ぎでしたので、クリスマス休暇・年末を控え、ポジション整理の動きが出ているものと思われます。しかしまだ圧倒的に円ショートです。

基本的にユーロが上・円が下にあるときは押し目買いが基本セオリーとなります。クロスしたら一旦様子見です。効果的なタイミングは、2通貨のギャップがスクイーズ後に再度ワイドニングしていくあたり。




■テクニカルから見る短期・中期シナリオ


ユーロ円は「ドル円×ユーロドル」のクロスレートであり、現在の相場環境は

・ドル円がアップトレンド
・ユーロドルがアップトレンド

であることから、ユーロ円はハイパフォーマンスとなる傾向があります。


長期的な見通しは、

・月足で五陽連が出そう
・ひとつ前のスイングトップ(今年3月高値)上抜けから、ダウ理論的に下落トレンド終了
・2008年7月から4年以上かけて形成された巨大なウェッジ・フォーメーションを上方ブレイク

であることから、ここから今年安値(94.10)を割って下方向というシナリオはほとんど可能性がなくなっています。


ただし短期的に見れば、

・週足で十字線
・昨年高値からの下落幅に対する61.8%戻しライン達成
・週足でBBミドルバンドとの乖離が8円(8%)以上
・オシレーターは過熱感

になっていますので、ロング構築は現在の水準ではなく、押し目買いがセオリーとなります。

・直近約3ヵ月半の上昇幅が1837pips(約19%)
・直近1ヶ月の上昇幅が1217pips(約12%)

というのは、明らかに行き過ぎです。調整幅もそれなりの幅となる可能性が高く、警戒しておく必要があります。


押し目の目処としては、

・7月安値からの上昇幅に対する23.6%戻しライン
・日足BBミドルバンド(=20日線)

近辺まで見れれば、中期的な上昇の流れも継続しやすくなります。現在108円近辺となります。


一方、仮にここから一旦押して再度上方向となった場合、長期的なターゲットは昨年高値(123.31)となりますが、中期的には200週線が115円近辺にありますので、そのあたりまでは視野に入れておく必要があります。もしくは、

・先週高値を再度少しだけ上抜け
・そこではっきりとしたダイバージェンス
・昨年高値からの下落幅に対する61.8%戻しラインのレジスタンス確認

というパターンも考えられます。その場合、112mid-highがターゲットになります。




■ここからのポジショニング方針


[日足]

・BB+1σライン近辺は最初の押し目買いポイント
・BBミドルバンド・7月安値からの上昇幅に対する23.6%戻しラインあたりまで見れればロングを入れやすい
・ロング構築は押し目買い方向、はっきりとしたヒドゥンダイバージェンス確認後、再上昇を見てから
・短期的な調整に乗るのは、一旦ロングへ向き始めたら動きが早そうなのでセオリー外


[4時間足]

・BBミドルバンドが一旦下を向き、再上昇を見てからの押し目買いが安全
・75SMA・200SMAあたりまでの押し目は買いを入れやすいポイント、ヒドゥンダイバージェンス+反発を確認してからのロング




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