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今夜は米ADP雇用統計・米CPI(消費者物価指数)・FOMC(米連邦公開市場委員会)声明といったイベントを控えていますが、その前にユーロ円のテクニカル&ストラテジーを確認しておきたいと思います。
マンスリーチャートです。
10月は2ヶ月連続で高値・安値を月間で更新しており、MA(移動平均線)やBB(ボリンジャー・バンド)のフェーズを見ても、ブリッシュトレンドとなります。
フィボナッチ・リトレースンメントのポイントをチェックしておきたいのですが、2008年7月高値(169.95)~2012年7月安値(94.10)の下落幅に対する半値戻しラインを抜けてきました。このフィボナッチ・カウントに関しては、38.2%戻しライン・50%戻しラインと順にしっかりワークしてきていますので、この次は
・同61.8%戻しライン(140.97)
がターゲットになってくる可能性が高そうです。
デイリーチャートです。
この半年間、スイングしながら緩やかな上昇になっています。
・現在MAがPO(パーフェクトオーダー)状態になっていること
・20/25日線が右上がり、かつ5日線・プライスレートが20/25日線より上にあること
・BBが右上がりのフェーズにあること
から、基本的にはアップトレンドで、ロングエントリーから入るのがセオリーとなります。
スイングを形成しながらのチャートアクションになっていますので、デイリーチャートでは、基本的にブレイクアウトエントリーではなく、押し目買いエントリーを心掛けたいですね。その場合の判断基準ですが、
20/25日線は有力なサポートラインのひとつですが、この半年間を見ると結構割り込んでいます。
・ストキャスの50以下でのクロス(ピンクの丸のような)
・ADXの±DIクロスなどのエントリーサイン
・CCIの-100を下から抜ける
などのオシレーター系インジケーターや、補助ラインなどのサポートラインあたりと組み合わせていくといいですね。
4時間足チャートです。
先週半ばから1週間ほどかけて形成していたトライアングルを昨日上へブレイクした感があります。
MAを見てみると
・POフェーズ
・20/25SMAが右上がり
・プライスレートと5SMAが20/25SMAより上にある
と、基本的にブリッシュフェーズなので、ロングエントリーからポジション建てしていくのがセオリーとなります。その際、このようにスイングをしながらの場合は、ブレイクアウトエントリーはストップが広く、高値づかみになる可能性がありますので、やはり押し目買いエントリーとしたいところです。MAやBBのサポレジで入れていくか、オシレーター系インジケーターを使いましょう。
一番スタンダードなのはストキャスで、このチャートのように30以下でクロスするようなところを探したいですね。ピンクの丸のようなところが見つかればいいですが、もしトレンドがきつくなってくれば、せめて50あたりまで下げてクロスするところを探しましょう。CCIであれば-100を下から抜けるところ、ADXDMIであれば、±DIラインがクロスしたり、収束拡散するところですね。その際、スコア25以上でADXラインが右上がりであることを忘れずに。
エグジットは
・直近高値安値、MA、BBラインなどのサポレジ
・上記の逆で、インジケーターで売りサインが出たり、ADXラインが下を向く
といったところで行っていくといいと思います。
